HUMAN

2016.04.11

アキオカ マサコ

女満別町出身のシンガーソングライター。10代の頃より音楽活動を開始。キャリア初期からソロへの転向。これからの音楽活動についても語ってくれた。今回のロケは網走観光大使を務めるアキオカさんにちなみ、8月1日、グランドオープンの新流氷館内、cafe & resturant 360を特別にお借りした。

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昔から絶対歌手になりたいって思ってました。

——いくつくらいの時からこの仕事を意識し始めましたか?

物心ついた時から歌を歌いたいっていうのがあっておおきなきっかけになった衝撃とかないんですよね。田舎だから人前で歌うって機会は全然なくて、初めて大勢の前で歌ったのは学祭の時でした。沢山練習したんですけど、進行上の都合で時間がなくなってしまって実行委員が挨拶している後ろで歌いました(笑)演奏自体はとても楽しかったんですけど、BGMみたいになってしまって・・・ということを母に話したらこんなの出てみたらって、TEENS MUSIC FESTIVALというのを勧めてくれて、気づいたら全国大会に出てて。

——きっかけはひょんなところからだったんですね。

昔から絶対歌手になりたいっていうのはあって、でもライブハウスもない街だし、歌う場所もどうしていいかもわからず、毎日カラオケ行って、友達が失恋した時とかに友達の前で歌ってたくらいでした(笑)ただTEENS MUSIC FESTIVALに出て、本当に音楽で生活出来るのかもって思って。でも当時はすごく調子に乗っていました(笑)二人のユニットでやっていて、その後ヤマハにも所属させてもらって、CDも出させてもらったので本当にこのままトントン拍子でいくんじゃないかって思ってて。だけど、当時の相方が就職するってことで活動休止することになったんです。そこからいろんな人と組んでみたりバンドでやってみたりいろいろやったんですけど、しっくりこなくて。そこから初めてギターを覚えて一人でやりはじめたんです。

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——それが今までいったら一番大変な時期でした?

そうですね、その頃は本当に暗黒時代でした(笑)ライブもできない、曲も作れない、そこから開き直ってもう一人でやっちゃおうと。その時にCDを一枚作ったんです。これでダメだったら辞めようと思って。もう自分の持てる人脈フル活用してなんとか作り上げた一枚でした(笑)だけど、そこからいろんな人との出会いがあって、そこからまたいろんなところに歌いに行けるようになって。

歌

取材翌日、翌々日も女満別にてのイベントに出演

——そこから観光大使とかそういったオフィシャルなスポットの当たり方もするようになっていきましたよね?それっていうのはどういうきっかけだったんですか?

それもすごくて、ひょんなとこから(笑)Facebookで連絡がきたんです。当時の観光協会の方から。網走の観光大使やりませんかって。それには即答でした。

——そこから今みたいに地元でのお仕事もはいってくるカンジになったんですね。今、事務所に所属してるわけじゃないですよね。ただライブするとか音源作るとかだけじゃなく、営業だったり、プロモーションだったりも全部自分で考えてやっていかなきゃいけないから大変ですよね。

それも今、直接繋がってる人たちが本当に大切なんだなって感じてます。街のお仕事も女満別だと子供の時から知っていてくれている方が役所にいたりで、その方からお仕事をいただいたり。全然知らない地方に行くのも何かのキッカケで知り合った人経由でライブが決まったりするんです。だから行きたいところに自分で行って仕事もさせてもらってってことが出来て、今は本当に楽しいです。そこでまた新しい繋がりもできるわけで。

わたしたちの主題歌

札幌モエレ沼芸術花火2014公式テーマソング『私たちの主題歌』

かっこつけてもしょうがない、自分らしくいようって。

——そうなんですね。正直、実際お会いして受けた印象とは全然違って意外です(笑)でもそのくらいアクティブに動いてやっと今があるんですね。動くのもやっぱりすごくエネルギーいるじゃないですか。知らないところに飛び込む怖さもあるし。

私、一箇所にとどまるのがダメなんです(笑)毎日同じルーティーンで過ごすことって逆に憧れがあるくらい自分には出来ないことで・・・いつも流動的で突発的です。だけど、自分としてはそれがすごく楽しくて充実しています。いろんな場所に行って、いろんな人とお話しして、おいしいもの沢山食べれて。最近はこの時期にはまたここに呼んでもらえるとか再会させてもらえるケースが多くなってきて。そういうことがあるとすごく嬉しいです。続けてる意味があるなって思います。

——そうですよね。やっぱり継続的に呼んでもらえるってことは魅力を感じてもらえたってことですもんね。認めてもらえたことにもなると思うし。

覚えててくれるだけで本当にありがたいですよね。でも本当にそうゆう人の繋がりがすべてだって私は思ってます。誰と出会うかどういう風に繋がりを強くしていけるかってことが大事だと思ってます。今は従来の音楽業界のやり方っていうのも崩壊しかけてると思ってて。昔ってオリコン1位ってとんでもない影響力がありましたよね。でも今はそうゆうことが大衆の共通認識にはもうなっていないんです。それだけ評価の基準も価値観も多様化してる。メジャーデヴューする、武道館に立つ。それって確かにとても素晴らしいことでそれだけでも限られたごく一握りであることは間違いないんだけど、それを達成した後にどうしたいのかってことが一番重要だと思うんです。

——これからもっと音楽は多様化するとぼくも思ってます。今までは音楽って自分から聞くものだったのがこれからはなんでも聞けるそこにあるものに変わるんじゃないかなって。この程始まったApple Musicとかだってその最たるものですよ。これからはよりその音楽の向こう側にある魅力ってことが大事になるんじゃないかって思ってます。よりナマの体験が。

音源だけで十分であればライブには来てもらえないですよね。共感を生むだけじゃなく、その先の感動がないと広がっていかないと思っています。音楽が良いっていうこと以外に人間的な魅力だったり、ライブがおもしろいとかそういった音楽を超えた価値がとても重要になってくると勝手に私は思ってます(笑)

——間違いないと思います。ただ歌って、とかただ曲作ってってだけやってりゃいいってのは終わりなんだと。音源は売れない中でどうやって付加価値をつけるのかってことが重要になるんでしょうね。

SNSとかを利用することで今までほぼ音楽でしか表現出来なかった自分がどんな人間であるかってことをすごくアプローチしやすくなりました。どの言葉を選ぶかどんな写真を撮るのかってことで全然印象なんて変わっちゃいますよね。でも最近は本当にありのままでいようと思ってて。写真を撮ってもらうのもスタジオではやらないんです。必ず外で撮る。外でそのままを撮ってもらうんです。その方がすごく評判も良くて自分も気に入ったものが出来上がるんですよね。かっこつけてもしょうがないっていうか自分らしくいようって思えた時にすごく楽になれて、良いこと言おうとしないでそのままのほうが距離も近くなって伝わりやすくなるんだなってすごく最近感じています。

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本当に人間力がカギになりますよね。そこでさっき言ってたことがとても活きてくるような気がします。いろんな経験値だったり、出会いだったりそういうことを経て養われていくものですもん。スタジオの中だけじゃそんなこと絶対に得られない。そうゆうことが魅力に繋がっていくんだなと。やっぱり自分自身で動くのってすごいし、カッコイイですよ。

事務所に所属させてもらってた時もあったんですけど、そうなると人に頼っちゃうんですよね。あれしてくれないとかこれしてくれないとか。だけどそれって自分自身の甘えだし、自分一人でやってるとそれも全部自己責任なわけだからすごくシンプルです。さっきのSNSの一例じゃないけど、今はアプローチの方法も多様化してるからいろんなところにチャンスはあると思ってます。でも一番は楽しく出来たらいいなってことです。それしかないなって(笑)多様化してる反面、大きな展開も同時に難しいですよね。だから私は「音楽で世界を変える!」とかそういうことじゃなくて、まず身近な人の気持ちを後押したいなって思ってます。それがひいては世界を変えるってことにも繋がりますよね。すんごーい微力ですけど(笑)なるようになるだろうっていつも思ってるので自分では全然意識してないんですけど、友達とかにはよくすごい生き方選んだよねとかって言われるんです(笑)言われて不安になることもあるけど、でももしダメならその時沢山ある選択肢から選べばいいんじゃないかなと。私は大好きな人たちの笑顔をずっと見ていたいんです。そのためには自分自身が笑顔でいられるように精一杯好きなことを好きなようにやっていないとなって。それが私のこれからの目標であり夢なんです。

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看板

撮影協力

cafe & resturant 360(さんろくぜろ)
網走市天都山245番地1

TEL 0152-67-7643

LUNCH 11:00〜15:00,CAFE TIME15:00〜18:00

アキオカ マサコ

1986年生まれ、女満別町出身。高校在学中、TEENS MUSIC FESTIVAL全国大会に出場。網走南ヶ丘高校卒業後、活動の拠点を札幌に移す。2010年頃よりソロ活動を開始。音楽活動の傍ら、網走観光大使も務める。2014年8月モエレ沼芸術花火2014テーマソング『私たちの主題歌』が発売。

MORE INFO→ http://akiokamasako.com/

MAGAZINE 1988 VOL.5掲載

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