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2016.04.09

あーくんの若者でもわかる経営学


第一回 あーくんの若者でもわかる経営学

みなさんはじめまして、株式会社rogicalの西野です。

ご縁があって連載させていただく事になりました。以後、宜しくお願いいたします。

 まず、私のプロフィールですが、北見出身で大学から東京に住み、証券会社勤務時代に経営管理修士(MBA)の学位を取得し、学んだ事を活かして生まれた町で仕事をしてみたいと思い、約2年前に北見市に戻ってきました。
 自分は長く都会に住んでいたわけですが、その中で感じた事は、「地方都市の経済を強化しなければ、日本経済のポテンシャルはいかせないだけでなく、都会と地方の経済格差はさらに拡大していく」という事でした。
 グローバル化が進み待った無しの競争が進む中、都会と地方の関係性は決して国内だけで完結するものではなく、日本と世界という枠組みの中で考える必要があると私は考えています。そのような環境において地方の産業資源に接し、仕事をしていく事は都会で働く以上にスリリングでやりがいのある事です。
 日本経済は都会だけでなく、地方も支えている、その先に豊かさを実現するためには、ここに住む人が自発的に新たな価値を生み出す目標設定と能力向上、そして何よりアクションが必要です。
 既存産業の高付加価値化、新産業の創出を行う上でまず先に必要な、域内におけるそもそもの価値観を育て、挑戦する若い人たちと共に実現に向けて取り組んでいけるよう、この場を借りて情報発信していければと思いますので、お付き合いよろしくお願いいたします。

堅苦しい感じはここまでにして、ここからはちょっと若者向けに。

第一回目の今回は、「事業理念」について考えいきたいと思います。

みなさん、事業理念というと、どんな物を想像しますか?有名な会社でいうと例えば、みんな子供の時日曜日朝とかアニメを見ていて、CMの時に、「夢を育てる企業バンダイ」とか聞いた事ありませんか?
バンダイのホームページを見ると、ミッション「夢・遊び・感動」とあって、世界中の人たちにそれを提供し続ける事がミッションとされており、また、ビジョンとして「世界で最も期待されるエンターテインメント企業グループ」とあります。会社って、人間みたいに生きているわけではないんだけど、法人といわれるように人格に近いものを持ち合わせていたりする。で、人間でいうと、「あんたは一体なにものなの?なんのために生きてるの?」みたいなのを、理念として持ち、「で、なにやるのさ?」っていうのをビジョンとして掲げる会社が多い。そういう、自分は何者なのか、っていうのは、人間と同じように会社にとってもすごく大事な物で、なんでかっていうと、会社ってそもそも人や物やお金が集まって、経済活動をする主権主体なわけだけど、性格が無いと社会からも認識されないし、そもそも、何のためにあるのかすらわからなくなってしまう。人間は必然的に性格が備わっているけど、会社にはそんなものそもそも無いから、ちゃんと決めてあげないといけない。そうする事で、会社という人と物の集合体が性格を持ち、生き物となっていく訳です。自分の会社って、何をする会社なんだろう?っていうのが社員もわかっていないと、何をしていいのかすらわからなくなっちゃうよね。
ちゃんと、理念を持ち合わせていれば、会社としての決断や、社員の働く意志に軸ができて、性格を持った主体として生きていくができます。なので、これjから何かをやりたい、という気持ちを持った若者は、自分が作る会社は、何のために存在するのか?何を成すものなのか?をまず考えてみましょう。
それば面白ければ面白いほど、自分も仲間も、楽しく生き生きと働くことがでしょう。
まずは、こんな性格の会社で働きたい!と思えるような理念から、考えてみませんか?
ちなみに、我が社(ロジカル)の理念は「地方から、世界に通じる価値を生み出すこと」です。

そんな仕事、わくわくしませんか?

第一回 終わり。

あーくんの若者でもわかる経営学

あーくん

西野創研・株式会社Rogical 代表
1982生まれ、北見市出身。大学卒業後、都内証券会社に勤務。在職中にMBAを取得し、2014年帰郷。(株)Rogcalを設立。現在に至る。

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