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中西拓郎

2017.11.22

greenz.jpに聞く、ほしい未来のつくりかた道東ツアーレポート!


2017年11月3日(金)より、greenz.jpを運営するNPO法人グリーンズの小野裕之氏をお招きして道東トークツアーが開催されました!
1988ではこのツアーの事務局として、道東三箇所をゲストの小野さんと一緒に編集長中西が同行させていただきました。
各地でたくさんの魅力的な方々との出会いがあり、多くの方にご参加いただいたこのイベントの一部始終をまとめましたので、ぜひご覧ください!
まずは、11/3釧路空港に今回のゲスト小野さんをお迎えに。

幼少期に網走周辺を訪れて以来という道東。今回釧路滞在中にお世話になったゲストハウスコケコッコーの面々と釧路は初めてという小野さんを派手に迎えようと(10分前に)作ったスライドでお出迎え。
小野さんをピックし、今回釧路会場を主催してくれる釧路わかもの△カイギクスろ港の代表を務めるラーメン屋夏堀の看板娘に会いに釧路市内へ。

「小野さんってラーメンとか食べるんですね!」といういきなりのアイドル扱い。釧路のパワフルガールは最初からトップギアでした…

ひとまず乾杯

昼時を外しても客足が絶えない釧路の人気店!おいしかったなあ。ぜひおいしいラーメンと看板娘、夏堀めぐみちゃんに会いたい方は夏堀へ!

そしてまた食べる

また飲む

とにかく飲んで食べまくらせるのが北海道の歓迎スタイル。14:00近くに空港に着いてからここまで僅か5時間。厚岸の海岸線見せたいよねえ、なんて話して向かった厚岸は海すら見えない濃霧のため牡蠣を、阿寒町に戻って牧場直営の阿寒モルト牛を食す。

ご満悦なゲストハウスコケコッコー代表のちひろちゃん。

宿に戻っても歓迎の宴は続く道東初日。いきなり初日からお腹いっぱい!

次の日は宿のある阿寒町から少し車を走らせ温泉街、阿寒湖畔へ。

この日道東はまさかの積雪!しかも移動に伴って雪が降ってるところがあったり、ないところがあったり、北海道の四季の移ろいをこんなに短期間に感じられるラッキーな日。

楽しそうなザキヤマ

寒そう・・・

阿寒湖畔ではザリガニボロネーゼを足湯付き(!)のカフェでいただく。めっちゃうまい!

この時、二日酔いでまったく食べれないザキヤマ。カメラ目線。
このあとはアイヌ伝統の木彫り作品を見るなど、阿寒を堪能して、この日の釧路会場へ移動


豊文堂ラルゴ
さん

続々と集まる参加者。釧路のリーダーも再登場。

今日の司会は若干二十歳、釧路公立大の学生たくちゃん。見た目と所作が実年齢とかけ離れてる見事な司会っぷり!ありがとう、お疲れ様でした!

今回のイベントではソーシャルって?グリーンズってどういうことしてるの?というそもそものところから全国の事例を交え、丁寧に説明していただきました。
後半は参加者の日々の疑問や悩みに小野さんが答えるラジオDJ方式!プロデューサーという肩書上、0→1よりも、今あるものに肉付けして考える方が得意という小野さんの言葉通り、想いはあるけど形にできなかったり、継続するのが難しい日々の案件についてアドバイスをもらうことが出来ました。

続く懇親会でも仕事や地域の課題を…と思いきや、終始プライベートな話題をぶつけまくる釧路ガールズ。

ついには代表、夏堀めぐみちゃんの結婚式(11月現在予定なし)に司会として行く宣言も飛び出すほど強烈だった情に訴える作戦。釧路のガールズパワーが炸裂した二日間でした。
そして終盤、ちひろちゃんから
「富士通時代、まだ釧路に帰ろうか迷ってた時、小野さんは覚えてないと思うんですけど、greenzのイベントに言っていつか自分の地元に来てもらいたいんですと直接ありました。それが今日叶ったんです」と劇エモ発言が飛び出す。
ここまで二日間一緒にいながらそんな素振り微塵も見えなかったのに!笑
実は聞きたいことも言いたいことも色々あったんだろうけど、聞けなかった理由もなんとなくわかるなあと。
実際にはすでにめちゃくちゃ色んなこと頑張ってる彼女らだけに、もうやるしかないってことがわかってるんだよね。一緒に頑張ろうね!!!

「小野さーん、忘れないでねー!」、「また来てねー!」と最後まで別れを惜しむみんなの姿が印象的でした。

釧路わかもの△カイギさま、共催をいただいた釧路市、参加者のみなさま、コケコッコーザキヤマ・さなちゃん、たかくん、たくちゃん、ひなこ、あけみさん、岐阜郡上から来てくれたあさみちゃん、ありがとうございました!

そしてめぐやん、ちひろちゃん、本当にありがとう!2人はお姉ちゃんや!

しかし9時起きの翌日を控えながら、ここから別れを惜しむコケコッコークルーによって不毛な一問一答が繰り広げられ4時就寝。見事に遅刻するのであった(神宮寺さん本当ごめんなさい!)

そんな1会場目をあとに、翌日11/5は十勝大樹町へ。
地域おこし協力隊として大樹町にUターンし、先日オンラインショップ『北海道ローカルマーケット』をローンチさせた神宮寺亜沙美さんがアテンドをしてくれました。(大幅な遅刻にも関わらず柔軟に予定を調整していただく幹事力に脱帽…めちゃくちゃ仕事デキる!)

自分も今回が初めましての神宮寺さん。以前から存じ上げていただけにとても楽しみにしていました!


サラブレットめっちゃ可愛い

最初に訪れたのはMEMU EARTH HOTELという場所。
ここは現在休館中で、来春のリニューアルオープンに向けて準備しているホテル。
公益財団法人 LIXIL住生活財団の所有地で、国際大学建築コンペの最優秀賞を実験住宅として建て続けている場所。道産子じゃなくてサラブレットがいたり、隈研吾さんの作品なんかもあったりと圧倒的なスケール感。なんじゃこりゃー!

自分では泊まりに行けるような場所じゃないので、別世界を楽しませてもらう。(特にサラブレッドにテンションぶち上がり)

お昼は十勝名物豚丼。ファーム直営の源ファームさん。おいしかった〜
お土産で神宮寺さんにいただいた源ファームさんの自家製ベーコンもめちゃくちゃうまい!(写真はない)


北海道の休日に小野さんがいる不思議

その後は、神宮寺さんが運営する北海道ローカルマーケットでも取り扱いがある乳lifeというチーズブランドを作っている坂根牧場さん。
お休みの日にご友人とホームパーティーをしているところにお邪魔して、自慢のチーズを使ったチーズフォンデュなどをご馳走になりました!うまい!
豊かな北海道らしいライフスタイルが素敵すぎました。いろんなチーズ食べてみたい!

北海道の休日を楽しんだ後は十勝さらべつ熱中小学校へ。

ここは、廃校・空き施設などを利活用し、豪華な教諭陣が様々なトピックの講義を行い、地域の人材育成・異業種間交流・地域間交流・特産品開発などに取り組んでいるところです。2017年4月の開校されたばかりですが、すでに多くの生徒さんが。
「道東って元気な女の子ばっかりだね〜」と確かにここまでは女性の印象ばかりが強くなっていく中、はじめて男性の登場!

お話をお聞きした事務局長の亀井さんから早速小野さんへオファーが。実現するといいなあ。

結構ノリノリ。神宮寺さん、亀井さんとは一旦お別れをし、帯広市内へ。今回の宿泊先、HOTEL NUPUKAへ。

いつもお世話になってる総支配人の坂口さんと3人で帯広の街をまわるまわる!これも写真はない
この日は26:00フィニッシュ。連日タイトなスケジュールにとんでもない暴飲暴食(この時点ですでに焼肉2食目)。
ぼく個人的にはこの3人の時間が一番の学びの場でした…!笑 ありがとうございます!

次の日は帯広会場イベント当日。この日、近隣の地域だけではなく札幌方面やオホーツク方面からも参加してくださる方がいて、今回のツアーでもっともいろんな地域の方が集結した日でした。


懇親会にて坂口さんからのご挨拶

この日は30名以上の参加者が訪れ、様々な質問に小野さんが答えてくれました。参加者の方の真剣なまなざしとよかったっていってくれた言葉がありがたかったな〜

前回の釧路会場とは打って変わり、最後まで残った若者チームが終始日々の疑問をぶつけまくる。
整理出来ると同時にまだまだ道は長いよなあとどんより。それでも食い下がってこの機を活かそうとするみんなが素敵だ、一緒に頑張りましょう!


28:00にフィニッシュ!今回お世話になりまくったお二人を最後にパチリ。

小野さんからの学びはもちろん、街を越え、たくさんの人が繋がった1日になったのではないでしょうか。ぼくもいろんな方にお会いできて嬉しかったな〜!

主催の十勝ソーシャルビジネス推進委員会さま、共催をいただいた帯広市、参加者のみなさま、鷲北さん、オトプケニットけいこさん・しょうへいさん、札幌から来てくれた絹張くん・堀川さん、オホーツクから来てくれた鈴木さん・野付うるし菅原さん・しょーちゃん、熱中小学校亀井さん、網走行きの道中に偶然再会出来た秋庭さん、、GLOBE堀井さん、いつも応援してくれてる野澤さん、ひよこデザイン菊池さん、池田さん、当日お誘いしたのに来てくれた瀬川さん、参加できなかったけど顔だけ出しに来てくれた中神さん、ありがとうございました!

そして琴美さん、神宮寺さん本当にありがとうございました!

最後の網走会場に向けひた走る…

途中、北見市に立ち寄り回転寿司トリトンで株式会社Rogical代表取締役 西野寛明、またの名をヤキニキストあーくんと一緒にお昼ご飯。焼肉に寿司にと暴飲暴食は続く…

オホーツクナンバーワンの景観と言っても過言ではないオホーツク流氷館にある『resturant & cafe 360』にも寄り道。
晴れた日はこんなカンジ

そして千秋楽を迎える網走会場へ。

受付が始まると続々と参加者が…!最終日の網走はなんと参加者50人越えの盛況!
オホーツクの大好きな人たちがたくさん!めちゃくちゃ嬉しい!

参加者も多く、会場も公共施設ということもあり、若干固めのスタート(ぼくの前振りMCはまったくアイスブレイクならず)
それでも今回主催してくださった網走中央商店街振興組合のみなさまや、街のいろんなレイヤーの方が集まり、興味深そうにお話を聞いていただけました。
この日の質問の最後に「このツアー中においてgreenzで取材したい、またはビジネスが一緒に出来そうなものはありましたか?」という質問に「たくさんありました」と小野さんから。この先に繋がる何かになってほしいなあ。

2時間のイベント時間だけで解散するのがもったいないほど、豪華メンバーが集まった網走会場。それだけが本当に悔しい…
このメンバーみんなで集まってわちゃわちゃやりたい〜!またやりましょう!
そして最後の夜なのに気が抜けて懇親会以降の写真をまったく撮ってなかった!ごめんなさい!笑

主催の網走中央商店街振興組合さま、共催してくださった北海道中小企業団体中央会さま、参加者のみなさま、津別町から西洋軒榎本さん・河本農場じゅんごさん・高橋さん、興部町から仲元寺さん、札幌から帰省してくれた片桐さん、常呂町から魚食系男子プロジェクト川口くん、北見からロジカルあーくん・せんか、市役所久保田さん、北日本広告社荒水くん・MarioWorksマリオくん、美幌から阿部くん、ボイス・オブ・オホーツク スカイひとみさん、観光協会浜名さん、湊さん、こっちさん、冨田さん、農大生めと、森下さん、大地のりんご道山さん、みなみなあきらくん・しゅりちゃん、山輔福士夫妻・斜里からシリエトクノート中山さん、ありがとうございました!

次の日はイベント中に「2006年からgreenzのファンです。なぜ流氷硝子館を取材してくれないのですか?」という質問をいただいた流氷硝子館、軍司さんの元へ

お休みの日だったのに工程や、素材を含め丁寧に説明してくれる軍司さん。廃棄蛍光灯から生まれ変わったガラス、エコピリカを原料として製作する流氷硝子。今年神宮前にオープンしたソーシャライジングをコンセプトにする、TRUNK(HOTEL)の全客室にグラスが使用されるなど、各方面から評価を受けている製品です。

これはきっとgreenzで取り上げてくれるはず!笑  期待を込めて待ちましょう!
軍司さん、2日に渡りありがとうございました!

道東最後のご飯は会場にもなったエコーセンター内、『食堂カフェmanma』にて。昨夜、ウィスキー流氷オンザロック(!)で締めたmanmaを運営する株式会社MID VILLAGE中村さんと3人でランチ。
ここも何か起こりそうだーーー!中村さん、ありがとうございました!

出発もそろそろ近づいてきたところで、最後に今回主催していただいた網走商店街振興組合フジヤ書店の田中さんの元へ。
今回本当に大変お世話になりました!ありがとうございました!
田中さんは11月に株式会社まちなか網走も設立されたばかり。こちらの今後にも要注目です。

そしてついにお別れの時が。先に終了した街の人からは「小野ロスだ〜」と連絡がくる毎日。
道東が小野ロスに包まれた瞬間…小野さん、絶対また来てねーーー!!!

と、駆け足で振り返った今回の道東ツアー。3会場合わせて、なんと100名を超える方々にご参加いただきました。
参加者からは様々な反響を頂戴し、とても嬉しかったです。
今回のツアーはいわゆるソーシャルという価値観や、全国の社会課題に取り組む事例を知り、地域の方が自分たちの活動に落とし込んでいけたらいいなあと思い企画しました。
この地域には残念ながら、まだまだ課題は山積なわけで、これからそれらを少しずつ、一つずつ解決していった先にこそ本当に魅力的な道東が出来るのだと信じています。
多様性を認めつつ、同じような志で、前を向いて突っ走れる人がまだまだ必要です。というかそういった人、一人一人がどこにもないオリジナルな魅力となるはずなんだよなあ。
やれることがまだまだあるからおもしろい。今回のイベントを一過性のものとせず、次に繋げていけるようにみんなで頑張りましょ〜!
ほしい未来をつくれるように。

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