さぁ予算です。コスト。お金。
不動産に目をつけ、銀行から融資の承認を得たところで、実際に打合せしたこの理想のすまいはいくらなんだろうかと。
ボーナス出せても月々6万しか払えないとか今の家賃+1万円までとか何歳までには支払いを絶対終わらせたいとかリアルなお財布状況と照らし合わせて資金計画を決めて行きます。
総合的なコストとして建築、土地、経費この3種類。経費はよく総じて100万くらいと言う話もありますが新築の場合の経費内訳として
●住宅ローンを使う場合の保証保険料、借入手数料(ローン商品によっては不要な場合がある)30〜50万
●不動産屋さんからの紹介で土地を購入した場合の仲介手数料 15〜30万
●建物が出来たときの火災保険料 15〜40万
●土地と建物の登記手数料 20万程度
●各種契約書印紙代 3万程度
●地盤調査費 3万程度
●企業局から水道加入金 6万程度
●市役所から建築確認申請手数料 3万程度
他にも場合によって、その人その土地の状況によって変わってきますが、一般的にはこんな感じで100万から少し足が出ることもままあります。。。
そもそも家を建てるときリノベするときちょっとした改修工事でも建築ってなかなかお目にかかれない金額の数字の応酬だと思います。
ただ、1円はあくまでも1円で、1万円はあくまでも1万円なんです。
よく、1000万円とか2000万のうちの10万円なら…5万くらいなら…
とかなっちゃうんですが、5万の掃除機はなかなか買えないはずです。5万円を働いて手にする事は結構な苦労が必要なはずです。
その5万の積み重ねが家になります。木材だって1本180円くらいから。壁の建材も1枚500円程度から。この積み重ねで1000万とか2000万とかの大きい金額になります。
莫大な金額の数字の中にはかなりきちんとした根拠があるので、自分たちにとって必要なものとそうでないものを見極める冷静な感覚が必要です。
そしていざ見積もり。
最初の理想通りに予算が収まれば万々歳。
でもきっと多くの人は、思ってるよりもオーバーする筈です。
ここでまた確認自分たちの欲しいすまいで、省いて良いことと省いてはいけないこと、こだわってること、そうでもないこと。
そして建築が終わって無事に建物が引渡されても、家電を新しくしようと思ってたりベッドやソファの良いものが欲しかったり、、、
引っ越すまでにはまだまだお金が必要だと思います。
きっとまたいろいろ見えて来ます。
ボヤけていた新しい生活に輪郭が出て来ると思います。
少し違った材料や機械設備や仕上素材の提案1つですごく値段が落ちたりします。
それはこちらの腕の見せどころ。
その提案がきちんと自分たちの欲しいものの的を得ているのか、徹底的に打合せを重ねましょう。
晴れて資金計画に目処が付き、お互いの納得を得たところで契約。
土地は売買契約、建築は工事請負契約、銀行は金銭消費貸借契約です。