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2016.04.09

あーくんの若者でもわかる経営学


第八回 起業家には誰でもなれる

 みなさん、こんにちは。

今日は、起業にはどんな事が必用なのかについて考えてみます。

まず、読者の皆さん、起業したいと思いますか?

理由は色々あっていいと思います。田舎の会社は給料が安い、小さい頃から夢がある、こんな事を解決したい等、理由は人それぞれだし、それでいい。こんな思いをもっている人は沢山いるし、読者の皆さんも少なからずそんな気持ちは持っているのではないでしょうか。

で、そんな気持ちを持っていても、実際に起業する人はほんの一握り、というか、一摘みしたのこった粒、くらいのイメージで、ほとんどいません。

多くの人はそんな気持ちをビジネス化して解決しようなんて思わないけど、世の中は常に動いているし、人と世界が変化している以上、ビジネスチャンスはあります。起業はとってもシンプルで、ニーズがある事を形にしてお金をもらう事です。で、大事なのは、誰かにとって必用であり続ける事です。

ニーズがある事を形にしてお金をもらうためには、

Why…なぜ起業するのか。世の中に対し、何をしたいのか。
Who…誰のどんなニーズを満たすのか。
What…それに対し、どんな商品やサービスを提供するのか。

という三つのWを整理しましょう。

実は、この3つのWを考える順番は人によって違います。

例えば、社会起業家と言われる人なんかは、社会の問題を解決したいという熱い思いを持って起業するので、Whyの要素が強い。もともと企業に勤めていて、お客さんの事がすごくわかっている状況から、もっとこんなサービスを提供したい、と考えるようなスピンアウト型の起業家であればWhoが強いし、研究者のように、ある商品を徹底的に研究しまくった結果、ビジネス化したいという想いを持つような場合はWhatが起点となっていると言えます。ただし、実際にビジネス化する上では、起点はどこから来ていても、きちんと全ての要素が準備されていないと成功は難しいのが一般的です。

いくら立派な理念があっても、お客さんが明確になっていて、ニーズに応えられる商品が無いとビジネスには結びつかないし、お客さんの事がわかっていても、製品がいけてないと誰も買ってくれない。商品やサービスが立派でも、顧客ニーズがわかっていないと誰からも必用とされないし、誰に対してサービスを訴えればいいのかもわからない。

まずは、自分のちょっとした発想を、遊びだと思ってぽんぽん出してみる事が大事です。で、意外と自分の頭って凝り固まっているので、他人の話を聞く事が重要です。

特に、お客さんのニーズって、最終的に物を買ってもらう時に一番大事な事なので、自分で勝手に想像しないで、ちゃんと人から聞いて確認しなきゃいけません。
最近はインターネットで情報収集できてしまうので、本当のニーズって意外とつかめていない事が多かったり、これがやりたい!という熱い想いだけで商品作りをしてしまうケースが多いな〜、と筆者は感じています。

逆に、これだけの事がきちんと整理されていれば、起業はできます。

個人的にはですが、多くの起業家は最初から他社と差別化できるもの何てほとんど無いし、技術やお金もほとんど無いと思います。だからこそ、人の力を借りて、助けてもらいながら成長して行くことになるんですが、そのためには、Why、何をやりたいのか、が一番大事です。いくら計画がしっかりしていても、ただ金儲けがしたいだけの人を助けようなんて思わないですよね。でも、志ある若者であれば、応援してくれる人は沢山います。

みなさん、日頃生活していて、これが不便だ、もっとこうあるべきなのに、なんでこうなんだろう、という不満、不便があったなら、ビジネスで解決する方法を考えてみてはいかがでしょうか。

おわり

あーくんの若者でもわかる経営学

あーくん

西野創研・株式会社Rogical 代表
1982生まれ、北見市出身。大学卒業後、都内証券会社に勤務。在職中にMBAを取得し、2014年帰郷。(株)Rogcalを設立。現在に至る。

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